reihou19(白い犬とバイクと)

白い犬 ⇒ 尾も白い( 面白い)

初めて食べたイチジク

26日目。道の駅たからだの里さいた。
四国は三豊市財田町特産というイチジクを食べてみました。コクワかキュウイのような味。甘くて美味しい。

イチジクは無花果という字ですが、花はちゃんと中にあります。

ここからが面白い。
イチジクの受粉は小さな虫が飛んできてイチジクの中に入って来ることで行われるといいます。

その虫は、イチジクの中に卵を産みに来て、産んだらそのままイチジクの中で死にます。

生まれた子供はイチジクから飛び立ちますが、雄はそのままイチジクの中で生涯を終えます。

雄の人生は、姉や妹と交尾することと、イチジクから出ていく姉や妹のために、イチジクの底に穴を空けるだけというもの。ああ悲しいな雄。

この虫、イチジクコバチといって、イチジクだけに依存していて、イチジクもこの虫だけが頼りという関係で、「過度の依存は絶滅への道」って私の迷説の研究対象の一つです。

他には、ウスバキチョウとコマクサ、 大アリクイとシロアリ、 コアラとユーカリ、ゼンマイハバチとシダ類などがあります。そうドードーは絶滅してますね。

ということで、産卵にきた母親と、その子の雄の亡骸があるはずなんで、イチジクの中を丹念にしらべてみましたが、見つかりませんでした。体長2mmというから、イチジクに吸収されたんですかね。

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