reihou19(白い犬とバイクと)

白い犬 ⇒ 尾も白い( 面白い)

風呂を覗くと柿が浮かんでいた

裸の姉を思い浮かべたらキャッチは成功。ダーハハ。
パーシモンの柿の話です。
今回の旅は柿尽くしでした。10月は柿の旬。いい時期に四国に行ったもんです。
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どうですこの写真。柿ってたわわに実るんですね。枝も折れんばかりに。
実をどっさりつけるその様はまさに「豊穣」を思わせます。
柿の豊穣・・・ということでこんな話をひとくさり。
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広島県北部、福島県石城地方には,柿の木問答と呼ばれる古風が残っているそうです(2011.2図書 坪内稔典)。
新郎新婦が床入りする時の作法です。
「あなたの家には柿の木がありますか」
「はいあります」
「私が登って食ってもよいか」
「はいどうぞ食べてください」
こういう会話のあとでないと夫婦の契りを交わすことができなかったという。「
柿の木問答は柿の豊穣性にあやかろうとしたものとの解説です。
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似たようなものは各地にあるんですね。
兵庫県加西市
「あんたの家に柿の木はおまっか」
「へエ、おます」
「よう実なりまっか」
「へエ、ようなります」
「わしが登ってちぎってもよろしますか」
「へエ、どうぞちぎってください」
「ほんならちぎらせてもらいます」。
東北の気仙沼にもとのこと。
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加賀の千代の句である
「渋かろか知らねど柿の初ちぎり」
は「私をどうぞ」という意味であるということで,上記柿の木問答を土台としているようでして,子規はこれを「互いに契る」と次のとおり詠んでハッキリさせています。
「渋かろかしらねど柿の初契り」
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以上受け売りですが,四国の地元の人が,庭木に実っている柿を私にプレゼントしようという時「柿をもごうか」ではなく「柿をちぎろか」と言っているのが,これで分かりました。 
え結論に至るまでが長すぎる?! シビマセンでした。