そう亡くなったわけではありません。瞑想状態の入定という状態なのです。ですから日に２回御食事を運んで差し上げています。6時と10:30。
２回なのになぜ午前に集中しているのか。皆さんも疑問でしょう。
この長年の疑問を早速尋ねました。
するとインドに｢過昼不食｣という戒律があり、そのなごりだろうと。すっきり。
こうして食事を取りながら、弘法大師は毎日廟から出てきて仏僧に教えをとき、日々皆さんの所へ行くといいます。
廟前の柱に｢不闕日々之影向｣(ひびこれようごうをかかさず)と書いてあるのはその事だといいます。
ちなみに、町を歩いていると信者が前だれをぶら下げていますが、そこに｢同行二人｣(どうぎょうににん)と書かれていますが、これが廟から出てきた弘法大師とあなたと二人という意味とのこと。
