reihou19(白い犬とバイクと)

白い犬 ⇒ 尾も白い( 面白い)

お経、長年の疑問をたずねる

高野山さんに入り、飛び込みで高室院という寺を訪ねました。長年の疑問を聞こうと思ったのです。

それは、お経がなぜ漢文の音読なのか、なぜ意味が分かるように編纂しなかったのかという疑問です。

玄関口で話していると奥のほうから「上がんなさい」という声。寺の住職です。座布団を勧められましたが、外したまま短刀直入におたずねしました。

意味不明なお経では民は理解できない。親鸞がナミアムダブツと唱えるだけで救われると説いたのは、もんもうの民に分かりやすく編纂した例ではないか。長い歴史のなかで何故分かりやすく編纂してこなかったのか。難解なお経では、生き方に迷ったり助けを求めたとき、救いにならない。経典のなかにあるはずだ。それを分かりやすく出すことを何故しないものか。宗教でカウンセリングの役目を果たすことはダメなのか。

「時間はあまりとれない」とのことでしたが、真言の歴史から始まってお大師様の教え等多岐に渡り40分近くも説明してくれました。高野山参詣の最大の御利益でした。