昨日今日とで秋田県は大潟村の八郎潟にたむろしていました。
世紀の干拓をしてから50年ということで、道路沿いなどに幟が立てられていました。
ここは汽水湖を干上がらせて造成し、そこだけで、一つの村としました。丸ノ内線がすっぽり二個くらい入りそう。
この干拓地は、海抜-1m～-5mと低地なので、オランダのように、堤防で守っています。
堤防の内側に沿って用水路が掘られており、まるでお城のお堀のようです。
このお堀のような用水路の水は、やがて海に出ることになりますが、海と用水路とは、潮止めの門でせきとめています。
この巨大干拓地に、500数十戸、3000有余人が住んでいます。大規模経営で、家計も豊かそう。自宅の大きいこと。
入植者は、整備された土地に、家付き、トラクタの農機具付き、一年間の研修付きと、恵まれたスタートを切っています。希望者は多かったようで、競争率10倍のときもあったそうです。
時代が違うものの、開墾、開拓というゼロからスタートした北海道の入植者につい思いを馳せてしまいました。
