日本細切れ縦断 30日目 5/31
大館市の「曲げわっぱ」店栗久におじゃましてきました。
この栗久、店を構えて6代目という老舗。
現在の匠は、今はいい時代だと言います。先代の昭和の頃は、プラスチックやアルマイトが出てきた時代で、旧来の木地細工製品は壊滅的だった。今はその嵐も過ぎ去り、いいものはいいと認めてくれる時代ーなんだそうです。
店内で女将に話を聞いて2時間半の間に、3組の来客があり、決して安くない曲げわっぱを買っていきました。
うち、娘に曲げわっぱの弁当箱を求めた40代の地元だという夫婦に話を聞くことが出来ました。
娘の記念と自分へのご褒美に、奮発したとのことで、弁当箱\13,000、ジョッキー\8000也。
どうです、店主はこれを言うんですね。いいものはいいと言ってくれる時代に、図らずも臨場したわけです。
匠は伝統工芸士を認定されておりますが、伝統製品に安住することなく、グットデザインの認定を8個も得るなど斬新に常に挑み、「今はいい時代だ」言える裏付けをちゃんと行っておりました。特許も1件取っているんですぞ。
来月札幌三越に実演に来るとのこと、行かなくちゃ。
下写真は特許部分。