reihou19(白い犬とバイクと)

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フェルメールの再現画


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フェルメールの全作品36点を旭川西武デパートで見る機会がありました。 
再現画なのですが,キャンバスから絵の具,額縁までを最新の技術で再現したというもので,普通の複製画とは比べ物にならないほどの再現度の高さーという触れ込みに引き寄せられたのでした。
 
作品は製作年順に展示してあって,こうして全作品が一同に見られるというのは,再現画ならではです。本物は,各国の美術館に分散されていますからね。

フェルメールは17世紀のオランダの画家です。今回の展示を見て感じたことは,モデルが窓辺にいる構図が実に多いことです。もう「窓際の画家」ですねこの人。 

これも,全作品を一同に見ることができたからこそ,感じ取れたことです。絵画の本を見て分かっているはずなのに,感じ取ることできませんでしたから。

それにしても,画家って同じ絵を何回も何回も描くんですね。写真の二枚の絵を比べて見てください,同じ部屋だし,壁際の棚なんか同じものですよ。生涯に36点しか描かなかったというのに,この多さです。 

17世紀のこの頃,
レンブラントに代表されるように,このフェルメールも影を巧みに描き,それまでの宗教画とは異なってかなり革命的な作風だったのに,人気を博しました。後の印象派が嘲笑で迎えられたのとは,大違いです。

これは,例えば,絵の中に寓意が一杯詰め込まれているなど,従来の伝統を継承したからではないかと思いました。いや~本だけでは味わえませんね本物は。あ再現画か。