これまで見てきた中で、一番の急斜面です。梯子を掛けている所もあり、これはもう崖ですね。
ここではじゃがいもを作っています。前は海、後ろは山で、半農半漁ってやつです。
段々畑の幅は肩幅二つ分位。
耕運機の大きさは、次の畑に移動するとき持ち上げられる重さである必要があるので、この大きさが限界です。
丁度移動するときに遭遇しましたが、年寄りのおじさん、持ち上げるのに大変そうでした。
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それに大雨の後の石垣の補修は欠かせないそうです。
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かようなきつさですから、後継者は漁業に集中します。畜養漁業が軌道に乗っている近年、段々畑は耕作放棄され、先祖伝来の石垣は森に戻っていっています。
今はもうかつての1/3にまで減ったと言います。
危機感を持った人達がNPOの形で維持していました。